2013第82回全日本自転車競技選手権大会ロードレース

開催日:2013/06/23
場所:大分市、豊後大野市

遠隔地に設置された中継本部

遠隔地に設置された中継本部

国内ロードレースの最高峰である”第82回全日本自転車競技選手権大会ロードレース”のインターネット生中継を弊社で担当させていただきました。開催会場が山間部でありコース上の2/3が電波が入らない状況というインターネット中継には最も不向きな会場での実施となりました。

撮影場所を電波を調査しながら決定します。

撮影場所を電波を調査しながら決定します。

よりよい映像をお届けするために、前年から合計3回現地にて電波調査を実施し、比較的電波が安定する4カ所に定点カメラを設置し実施。また山間部である為に、会場に安定したブロードバンド回線の敷設ができず、大分市内のレース会場から30Km以上離れた遠隔地へ中継本部を設置する事となりました。

また、会場のアナウンス音声を映像にあわせてミックスする事も難しく、急遽、定点カメラの担当者で音声によるレースレポートも併せて実施。
中継本部でも会場の音声をフォローする為ネット配信オリジナルの実況を実施しました。

レース当日は霧が立ちこめる場面も

レース当日は霧が立ちこめる場面も

これらの映像をレース会場でスマートフォンで閲覧する人も多く、音声レポートがレースの臨場感を伝え、定点カメラの映像だけでは難しい”レース内容を理解する”という事が実現しました。通信環境が悪い為、劣化した映像での配信でしたが音声が映像をフォローする事でパッケージの完成度が高い中継となりました。

また、レース途中に15秒程度の観光PRCMを流す事で観光PRにも貢献しました。

レース後も”映像が悪い”という視覚的なクレームが皆無で寄せられたご意見のほとんどが「”臨場感”が伝わってきた」とのお褒めのお言葉でした。

映像+音声のパッケージとしての完成度こそが”中継”のクオリティーに繋がると確信した中継となりました。
延べ視聴者数も1万人を超え今シーズン最大の中継となりました。

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